Excel関数|重複値を見つける

2025/01/20 02:46 PM
Excelで作業をしていると重複した値を見つけたい時ってありますよね。「条件付き書式」から重複値をハイライトすることは出来ますが、何処のセルと重複しているのかは目視での確認になってしまいます。
これを関数使って一目で分かるようにしたい!というのが今回の趣旨です。


重複値にフラグを立てる

ちなみに、関数でも重複値にフラグを付けることが出来ます。C3セルに下記の通り記入してC27までドラッグします。

=COUNTIF(B$2:B2,B3)

重複している値にだけ「1」と表示させることが出来ました。IF関数と組み合わせると、「〇」「×」で表現することも可能です。

ポイントは「COUNTIF(B$2:B2,B3)」この「$」の入れ方です。
通常は「B$2:B$4」の様に範囲の開始位置と終了位置の両方に「$」を入れますが、開始位置にだけ入れることでコピーした際に、自動で範囲が変わるようになっています。


VLOOKUP関数で重複値を特定する

C列にはA列と同じ番号を記入します。そして、D列には下記の関数を入力します。
=VLOOKUP(B3,B$2:L2,6,FALSE)

B列が重複している場合、C列のセルの値を表示させることが出来ました。
「#N/A」となっている個所は、重複していないのでこの時点ではエラー表示となっています。
しかしVLOOKUP関数の性質上、右側の値しか読みに行くことが出来ません。直接A列のセル値を取りに行けないのは少し格好が悪いですね。


MATCH関数で重複値を特定する

C3セルに下記関数を書き込むと、A2セルを1番目として何番目に重複値が出てくるかを調べられます。
=MATCH(B3,B$2:B2,0)

ただし、上から順にカウントした値をC列で表示させているだけなので、A列が「C-XXX02」の様なコード番号になっていたら使えません。


INDEX関数で重複値を特定する

INDEX関数とMATCH関数を組み合わせます。C3セルには以下の通り入力します。
=INDEX(A$2:A$27,MATCH(B3,B$2:B2,0),1)

重複している行のA列を読みに行くことが出来ました!
最後にエラー表示を消して完成です。


今日は以上です!ブログをご覧いただきありがとうございました!